医療とはいのちに関わるサービス業ですので、究極のサービス業といえると思います。痛みや苦痛や不安を緩和し、ディズニーランドのように誰もが笑顔になれることこそがサービス業の目指すところです。私たちの何よりの喜びは、病気で療養している患者さんや、その方を支えるご家族の笑顔に出会えたときです。
治る病気ばかりなら良いですが、実際には治らない病気の方が圧倒的に多いのが現状です。そのため病気といかにうまく付き合っていくかを考える状況も多くあります。医者には3つの仕事があります。第一に「病気を治すこと」、第二に「患者さんを心身ともに支えること」、第三に「治らない病気の患者さんに寄り添うこと」です。私たちは症状や苦痛を緩和する緩和ケアという分野を専門にしています。第二と第三の仕事の専門です。そこに関しては日本一のクリニックになることを開院時から明確な目標にしています。
昭和初期には家族中心に自宅で看取ることがあたり前でした。しかし現代の日本では約8割の方が病院で亡くなり、自宅で最期を迎える方は1割に過ぎません。そのため、子供たちが臨死の場面から排除され、いのちの大切さや、死の意味を考える機会もなくなってしまいました。私たちは在宅医としてご自宅で最期まで患者さんに楽に楽しく過ごしていただくお手伝いをし、日々多くの看取りの場に立ち会わせていただいています。その中で子供たちにいのちの大切さを伝えていくことも私たちの大切な使命であると考えています。
やってみたいこと
在宅医療という選択肢はまだまだ普及が追い付かず、日本では限られた地域でしか受けることができません。在宅医療(在宅医)が普及しなければ、入院医療(病院)か通院医療(開業医)という選択肢しかありません。将来、どこに住んでいようと希望すれば在宅医療という3つ目の選択をすることができる世の中にしたいと思います。
娘と海外旅行に行くこと。南の島に行って、ダイビングをして海の底にくっついているときが一番落ち着きます。普段から全裸でしか眠れないので前世は魚類だと思っています。
おすすめ南の島ランキング
1位:パラオ 2位:宮古島 3位:奄美大島 4位:プーケット 5位:ハワイ