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LETTER TO clinic

患者様 ご家族様より

これまでに当クリニックが、訪問診療でお伺いさせていただきました患者様やそのご家族の方々からのお手紙をご紹介いたします。死と向き合い生きることが、どんなに尊く厳粛なものであるかが伝わってきます。そして私たちは、患者様の生き方、そして逝き方を通して沢山の学びをいただきました。
今回ご紹介するお手紙はその中の一部です。ご家族様にご了承を得てイニシャルで掲載させていただいております。このお手紙を掲載することで、いずれわが身にもと思っていらっしゃる方々やご家族、これから在宅医療の道に進む医療従事者の方にとって、少しでも何かを感じていただければと思います。
既にご逝去されました方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

拝啓 暑さ厳しい日々が続いております今日この頃、主人は7月10日 17時36分に旅立っていきました。
昨年のお盆すぎに体調をくずし、秋に末期の膵臓ガンとわかりましたが、本人は現状を淡々と受け入れておりました。
昨年末に一度は容態が悪化し、旅立つ覚悟もしておりましたが、在宅治療のお世話になることになり、この半年あまり、とても幸せな日々を送ることができました。

また思いがけず、石賀先生のテレビ取材にご一緒に出演させていただいたりと、貴重な体験や、食べることが少しずつですが出来るようになり(おこのみ焼き、お餅、煮魚 等々)主人も大変喜ぶことが出来、不思議だなー、といつも言っていました。
最後に残された時間は、いつも私の体を気遣ってくれ、主人の優しさを深く感じる温かい時間でした。
また、親戚や友人の皆様、たくさんの方が会いに来て支えて下さり、病院や石賀先生、スタッフの皆様に本当にお世話になり、皆様のご親切が私達夫婦をどれだけ助けて下さったことか、ありがたく、かたじけなく、もったいなくと感謝の気持ちでいっぱいです。

主人は私が気弱になると自分がゆっくり出来ないと言っていました。今後は心配をかけないような人生を過ごしていきたいと想っております。
いしがクリニックの皆様、本当にありがとうございました。
時節柄、ご自愛くださいませ。
まずはお礼まで。
                 かしこ

J様ご家族様より

本当に本当に、主人の天国への旅立ちを悔いのない素晴らしいものとして下さって有難うございました。
多少の不安はありましたが、新しい教会堂も殆ど見る事が出来ず、念願の新装なった化石の展示館もバリアフリーに改築した我が家も見ないで終わるのではどうしても残念だと、無理を承知で退院のお願いをしました。
でも、何の心配もない行き届いた介護をしていただき、何時でも先生方も看護師さんも飛んで来て下さり有難いことでした。
教会の礼拝にも出席出来、皆さんと心ゆくまでお別れ出来、展示館も見、家にも五日間暮らすことが出来ました。
心から感謝申し上げます。

冨山先生、少ししかお会い出来ませんで残念でしたが、本当に色々手配大変だったと思います。有難うございました。
伊藤先生、感謝の言葉もみつかりません。ずっと付き添って下さり、夜中にかけ付けて下さり、どんなに嬉しかったことでしょう。

いしが在宅ケアクリニックの仂きを初めて知りましたが、もっともっと皆さんに宣伝したいと思います。 どうぞこの仂きが祝され、多くの人が喜ぶことが出来ますよう、又先生方の健康が守られますよう、心からお祈り申し上げます。

         九月十四日  かしこ

H様ご家族様より

石賀先生
毎日寒い日が続いておりますが、お元気でお過ごしでしょうか。 母が亡くなってから、もうすぐ4ヶ月になる所です。 残った家族は、皆助け合いながら、元気にしております。 時折、あたり前のようにそこに居た母がいない空虚感を覚えますが、月日が流れることしか解決策はないのでしょう。
先生にお目にかかったのは、たった3回、その3回目が残念ながら死亡診断でした。 もっと長く、先生にお世話になりたかったというのが本当の所です。 状態が悪くなって来ているのは、十分承知していましたが、まさかあれほどあっけなく逝ってしまうとは、予想していませんでした。 たとえ意識はなくなってしまっても、きっと心臓の強い母だから、しばらく生きてくれているだろうと思っていました。
母が亡くなる1週間前、先生の勧めで大好きだったビールを、2口飲み「おいしーい!」と言って喜んだ母の姿が今でも忘れられません。 麻薬パッチなど痛み止めのおかげか、最後は強がっている様子が全くなかったのがなによりです。 動くのが大変だと、病院の受診をせず、私が代わりに行って、お薬をもらって来たりしていましたが、今はちゃんと母の状態を診ていただくべきだったんじゃないかと考えたりもしました。 石賀先生のように、訪問治療をもっと早くお願いしていれば、良かったと思いました。 余命を推し量るのは、とても難しいことだと思いますが、うちの場合は特にその辺をもっと具体的に聞いておくべきだったと思っております。 ただ、母にとっては住み慣れた家で最期を迎えられたことが、何よりだったんじゃないかと思っております。 家で看取る大変さ…短い期間でしたが、実感をし、石賀先生のようなお医者様の存在を知ったことが何よりでした。
私には、まだ主人の方の両親が健在でいつの日にか、そういう状態になった時には是非、家で看取ることを考えようと思っております。
何だか思いをうまく文章にすることができません。申し訳ありません。 最後にどうしてもお伝えしたいこと、先生・看護師の皆様、本当にありがとうございました。皆様にお世話して頂けて、本当に嬉しかったです。 これからも、先生方を待っている人たちの為にどうかお体を大切になさって、頑張って下さい。

T様ご家族様より