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看取りへの思い
お別れが近づいたときにお伝えすること

ご自宅で大切な方とのお別れが近づいたときには、できるだけゆったりとご家族でお過ごしください。ご自宅での最期の瞬間には、必ずしも医師や看護師はいりません。延命治療や救命処置をご希望されないのであれば医療従事者も静かに最期を見守ります。最期のお別れの大切な時間は、大切なご家族様と過ごしていただくことが一番よいのではないかと思います。
もちろん不安や心配なことがございましたらいつでも遠慮なくご連絡ください。

お家で最期を迎えるということ

「在宅で看取る」ということはそれ自体が目的ではありません。長年住み慣れたご自宅で最期まで精一杯生きることができた結果として在宅看取りとなるのです。在宅で心穏やかに過ごせなければすぐに入院になってしまいます。途中で入院とならず最期の瞬間まで私たち在宅医に任せていただけたということは、在宅医にとっては信頼関係の証であり、プライドでもあります。

最期の時を家族と過ごせる幸せ

大切なご家族とのお別れの時をどういう形で迎えるか、私たちは常に最善のケアを模索しながら、患者さんとご家族を支え、つねに寄り添っていきたいと思っています。その方法は十人十色でなくてはなりません。その人に合った、その人らしい最期を迎えるために、患者さんのご希望を少しでも多く叶えられるようにしていきたいと思っています。生きることと、死ぬことは一対であり、生まれたときと同じように、また旅立つ時も近しい人たちに見守られ最期の時を刻める瞬間をご自宅で迎えられるということは、とても幸せなことではないでしょうか?私たち医療従事者はそれを陰ながらサポートする黒子のような存在でなければならないのだと思っています。